カテゴリー: 虚無を感じる

  • ストレンジの虚無

    真っ暗な闇

    まるで濡れネズミのように

    空を見上げる

    光はない

    どこまでも

    ヒシヒシ冷たく刺さる針

    何処にも帰れない

    何処に行ってもストレンジ

    ストレンジの虚無は

    ずっと光を探してる

  • 一期一会の虚無

    色々な所に行って

    色々な人に遇う

    ご縁があれば

    びっくりする位

    何度か逢ったりするけれど

    そうでなければ一度きり

    逢いたいと切に願っても

    もぅ逢えない虚無

    その時、その時が宝物

    記憶に残れど

    ぬくもりは感じられない

    一期一会の虚無は

    儚い記憶の残像劇

  • 忘却の虚無

    きっと、ずっと

    忘れえる事はないのだろうけど

    日々、薄れていく記憶

    ふとした時に思い出す

    今、どうしてるんだろう?

    きっと、書いてる

    何があっても

    きっと書いてる

    小雨がヒシヒシ肌をなぞる

    あの人の

    一体、何に

    共鳴したのかな?

  • 設定が面倒くさい虚無

    色々、色々ルールがあって

    面倒くさくなる虚無

    色々、色々気になって

    色々、色々やり過ぎて

    色々、色々

    やりたかった事が後回し

    恐れや防衛本能をなるべく捨てて

    ただ表現したいのに

    色々、色々巻き込まれ

    色々、色々疲れきる

    書く前の設定が面倒くさい虚無と

    自分の設定が面倒くさい虚無がコラボ

    更に面倒くさいが深まる虚無

  • 大きな音で八つ当たりされる虚無

    そんなんだから

    誰も一緒に働いてくれないんだよ

    心の奥で呟いてみる

    対応はとても丁寧に

    寧ろ哀れみすら感じつつ

    不適切な態度にサメザメする

    どうしてこんな出来事にばかり

    遭遇するのか?

    偶々なのか引き寄せてるのか

    引き出してるのか?

    それとも、ただ

    些細な事を感じとりすぎるのか?

    どうでもいい

    めんどくさくなって広がる虚無

    怒りを出せば変わるのかな?

    怒りを少し声に出す

    「申し訳ございませんでした」

    中途半端な謝り方

    特に虚無が消える訳でもなく

    下らない事したな~と

    虚無が広がる

    ここで

    相手を笑わせる事が出来たなら

    虚無を超えられるのかもしれない

  • 帰れる場所もない虚無

    物理的な場所もなければ

    自分の中に安全基地もない

    誰とも打ち解けられなくて

    居場所すら感じられない

    孤独の極みが突き抜ける

    帰れる場所もない虚無

    たまらなく冷たい不安

    世界が無音でグラグ間、歪む

    渇いて声も出せず動けない痛み

    疑似居場所に何度も騙される

    もぅいいやと心を閉ざす

    世界から消えてなくなろうとするも

    あきらめきれない虚無

    泣くことすら出来ない

    ただ呆然と広がる虚無は

    新しい拓いた世界への初まり

  • きっと苦しんでるのに何もしてあげられない虚無

    痛いほど感じる

    誰も助けてくれない

    誰も信じられない

    世界の全てが疑わしくて

    悔しくて腹が立って煩わしい

    あの頃の私のように

    どうしようもない寂しさを

    問題行動で訴える子

    声をかけたい

    気持ちを聴きたい

    それすら許されない虚無

    どうしようもない

    誰が悪い訳でもない

    ただ、皆、必死に生きていて

    色々噛み合ってないだけ

    それが頭でわかっても

    心で府に落ちるまで

    時間を要する

    ただ、側に居て

    心から

    気持ちを聴いてくれる人が居たら

    ただ、あなたはあなたのままでいいよ

    そぅ言って受け入れてくれたなら

    少しずつ、閉じた心が開いてくのに

    何もしてあげられない虚無

    この虚無を超えるには

    覚悟を決めて

    自分の闇と向き合わなければならない

  • 色々な事が見えどうしようもない虚無

    白か黒かはわかりやすい

    但し、その時の背景で

    白も黒も反転する

    両方が混ざったグレーは

    わかりずらく

    気持ちのよいものではない

    ただ

    どうしようもない事情から

    白と黒が混ざりあってグレーになり

    どうしようもない虚無が拡がる

    目を反らす事は簡単だ

    目を反らさず行動する事は

    複雑で消耗する

    どうしようもない虚無は

    深く感じる程に切なく

    苦しい

  • 全エネルギ―を集中させてしまう虚無

    心を込めて手紙を書く

    どうしてここまで

    集中して

    疲れてしまうのかの虚無

    脳と身体がもっと力抜いてと

    それでも

    きっと

    心を込めたい

    曖昧な虚無

  • 私のままで触れられない虚無

    1人 バスケットゴ―ルで

    とても優しく寂しがりな子

    思わず愛を示したくなるが

    これ以上、嫌な思いをさせたくなくて

    声をかける事だけにとどめておく

    私のままで触れられない虚無

    責任を持ちきれない愛は

    時に相手を深く傷つける

    それをしたくない

    それを味わいたくない

    私の弱さを垣間見る虚無

    いつか私が虚無を超えられたら

    私のままで

    心に触れられる事が出来るのかな?