カテゴリー: 虚無の断片

  • 無いものを見てしまう虚無

    ひりひり、ピリピリ

    ナシゴレン

    ぷかぷか、フワフワ

    水餃子

    ちくちく猫さんのお祝いに

    やたらと美しい朝夕焼け

    太陽が近すぎ目がすぼむ

    懐かしいごちゃごちゃ

    安くて大量のそれ

    少し前の私

    まだ気づいてない猫さん達

    1つ1つが美しく

    1つ1つが残酷の極み

    愛玩犬達の集まりが

    やたらと寂しく目にうつる

    無いものを見てしまう虚無は

    弱さ故の執着と

    過去に押し込めた投影

  • 戦略圧の虚無

    「見に行こうよ!」

    「……」

    黒ひげねこさんは

    気が乗らない

    宝石ねこさんは

    負ける気がしない

    「しょうが焼きとハンバーグで」

    「ねぇねぇこれさ……」

    黒ひげねこさんは

    スマホが気になる

    宝石ねこさんは

    それも知っていて

    泳がせてる

    その時の虚無

    「めんどくさいな」

    エビフライが見つめる

    冷奴に醤油が滴る

    キレイになくなる

    まるで始めから無かった様に

    食べてしまう

    戦略圧の虚無は

    虚栄心欲求と

    歪んだ愛の支配欲