風が気持ちいい
あちこち動けるのに
風を感じる度に襲われる虚無
もう一度あの場所へ
その時何を思うだろう
虚無は消えてくれるのだろうか?
それとも深く強く
拡がるのだろうか?
そこに辿り着くまで
後3日
風が気持ちいい
あちこち動けるのに
風を感じる度に襲われる虚無
もう一度あの場所へ
その時何を思うだろう
虚無は消えてくれるのだろうか?
それとも深く強く
拡がるのだろうか?
そこに辿り着くまで
後3日
もっとわくわくしていいはずなのに
わくわくが薄い虚無
何度も繰り返して
新規性が薄いからかもしれない
行動的なのはいいことかもしれないけど
色々やりすぎるとつまんなくなって危ない
それでも何かあるかもと動く
期待しない所に
虚無を超える鍵がある
自分の外側に現れた虚無は
時間と共に薄れたり
他の対象を見つけたり出来る
自分の内側に現れた虚無は
根元的な虚無なので
向き合うには力がいる
そもそも意味などない中で
虚無が沸くのは「当たり前」
虚無はいつも隣に居る友達
孤独を増すようで
実は孤独を和らげてくれている
内と外
どちらの虚無も
感じて味わって
今ここに戻ればいいだけ
別にてきと~で
何でもいいやと思えてたら
そんなに虚無も出てこないはずなのに
なぜか
こうしなければならない
とか思い込んでて
洗脳されてることに虚無
正解なんてないに等しいんだから
やりたいようにやって
愉しんでしまえばいい
わかっていても
なぜかやらなければにとらわれる虚無
てきと~でいいんだよ
どのみち
消えてなくなるんだから
どこもかしこも
心理操作にハマってて虚無
でももはや何が真実かもわからない虚無
何でもいいやと投げやりになり
本質だけを残そうとするが
その本質と思っているものさえも
本質なのか怪しい虚無
ただ欲求に忠実な事がシンプルに思え
「やりたいからやる」
に注力したいのに
それすら色褪せてしまった虚無
虚無被せの現代は
生きづらさだらけ
あの頃に比べたら
何て自由で気持ちよくて幸せな日々だろう
そう、心から思うのに
離れた虚無
仕方ない
自分を捨てて迎合してまで
欲しかったものだから
そうまでして
どうして切に求めたのか
未だによくわからない
すりこみとは恐ろしく
支配とは気づきにくい
夜風を感じながら
ぷらぷら歩く
もうムリに帰らなくてもいいし
どこで何をしようと自由
それなのに広がる虚無
それを感じながら
ただ、ただ、歩く
そもそも
サバイバルな環境で育つと
平穏を望みつつ、平穏に退屈を感じる
それは非常に危険で
得られなかったものを取り戻したく
再体験しようとしてたりして
本当は平穏な幸せが大切なのに
そこに留まれれば抜け出せるのに
虚無を感じる
虚無に襲われる
頭ではわかっていても
どうしようもない
身体が覚えてる
脳に刻まれてる
受け入れるしかないのかもしれない
憧れの街に暮らしても
あんなに恋い焦がれた人と一緒でも
いつの間にか当たり前になり
慣れの虚無に包まれる
「私に飽きないの?」
「何で飽きるの?」
その言葉を聴いた時の虚無
私っておかしいのかな?
人間としてダメなんじゃ?
今ならわかる
そもそも造りが違う
どちらにいいも悪いもない
ただ、違うだけ
わかった所で慣れの虚無は消えない
掃除して要らない物を捨てたら
旅の準備
寝床を整え
水と食糧を確保し
地図を広げる
最低限の準備だけしたら
後は直感に任せて動くのみ

ひたすら歩く
道端の花を感じる