投稿者: kyomuokoeruneko2222

  • 退屈と虚無は表裏一体

    例えばどこかへ行くことも

    何かをすることも出来るのに

    何もしたくない

    眠る事も出来ない

    食べて紛らわしたり

    何かを見たり読んだりするけれど

    見つからない

    ずっと琴線に触れるものを探してる

    探してるフリをして

    怠惰に耽っているだけかも

    とにかく無意味なような

    何もないような時間だけが広がっていく

  • 痛みから守る虚無

    この人だけは信頼出来る

    勝手な思い込み

    人は信頼出来る時も出来ない時もある

    真理や真実を受け入れた時の虚無

    どこかで期待を手放せてないから

    痛む

    それを感じたくなくて

    虚無が広がる

    もしかしたら虚無は

    何かから自分を

    守ってくれているのかもしれない

  • 誰にも理解されない虚無

    私が私で居るだけなのに

    勝手に解釈されて

    勝手にどうこう言われる

    またか、、

    何度も同じ繰り返しに

    うんざりする虚無

    もはやどうでもいいなと思いつつ

    小さな怒りがチラチラ燃えて

    何となく消えずに溜まってく

  • 距離感の虚無

    同じ猫さんに触れたくて

    近づこうとするとも

    距離をとられる

    遠ざけるでもなく

    近づくでもなく

    もぅいいかなと独りを選ぶと

    寄ってくる

    この微妙な距離感に虚無が広がる

  • 無駄な心配の虚無

    大丈夫かな?と心配してても

    相手はむしろ敵対心

    この虚無感を何とする?

    超えるまでいかないが

    緑の中で浄化する

  • 下向きひまわりの虚無

    ようやく涼しさも混じる初秋に近づき

    最後のひまわりに会いに行くと

    全員下を向いている

    まだ暑くて太陽も出てるのに!

    「何で上向いてないの?!」

    固定観念が責め立てる

    これこそが虚無の根源

    一体、、誰がどこから

    ひまわりの向かう先を決めたのだろう

    下を見ているひまわりは

    虚無を抱え輝いていると云うのに

  • 麻酔が痛ウザイ虚無

    麻酔された箇所が

    思うように動かない

    微かな痛みも鈍くウザイ

    それに気をとられ

    虚無を少し忘るるが

    隙あらば

    すぐに顔を出しドンドン広がる

    何もしたくないし

    眠る事も出来ない

    ただ広がるそれは

    真っ白な紙に広がるインクのように

    誰にも止める事が出来ない

  • 激しい雨に緩和される虚無

    激しい雨音と冷たい風は

    虚無を一瞬

    遠退けてくれる

    感覚が少し戻るのだ

    出来る事なら雨にうたれ

    身体の隅々まで冷えきって

    感覚があることを確かめて

    その上で今と向き合いたいが

    怠惰な虚無は固まったままで動かない

  • 読む度に広がる虚無

    文章を読むと虚無が襲う

    文章を書くと少し緩和される

    多分?自分の中で腐った本音が

    科学反応をおこしそうになるのかも

    稀に引き込まれる文章に出逢っても

    読み終える頃に顔を出す虚無

    もしかしたら虚無は常に中心にあって

    何かで紛らわしてるだけかもしれない

  • 些細な事で揺れる虚無

    人というものは他人からすると

    そんな事で?ということを許せない

    そこにはその人の想いと拘りがあり

    些細な事のようでとても大切な事だったりする

    だからこそ他人からすると

    何が地雷なのかわからないのだ

    それでも「それ」は

    ともすれば

    その人の核だったりもして

    決して蔑ろにしてはいけない

    してしまうと1つの関係が終わりをつげる事もあり、些細な事に揺れて許せない自分自身にも言い知れぬ虚無が広がる