幼い頃から虚無は隣に居た
退屈と共に居た
私はおかしいのか?と思ってた
でも間違いなく虚無は居た
なんで?
その意味が解き明かされた時の
爽快感と広がる虚無
「虚無な猫は草原砂漠を超える」
でも今はまだ漂ってる
ぷらぷら、遊びながら
幼い頃から虚無は隣に居た
退屈と共に居た
私はおかしいのか?と思ってた
でも間違いなく虚無は居た
なんで?
その意味が解き明かされた時の
爽快感と広がる虚無
「虚無な猫は草原砂漠を超える」
でも今はまだ漂ってる
ぷらぷら、遊びながら
どんなに求めても
手に入らない虚無
本当は欲しくて欲しくて
たまらないのに
手に入らない哀しさ
だからこそ虚無が舞う
虚無はまぎらわせてくれている
とても気持ちが悪いようで
気持ちを良くしてくれている?
虚無とは果てしないようで
傷口を被うかさぶたのように
限られた範囲の
一時的な塊なのかもしれない
新規性だけでは限界があって
深く潜る時期にきたらしく
潜ろうと試みるが
上手く息が出来ない
潜ってるようで漂ってる
何も変わらない景色を
ただ、漂う事は
どうしようもなく曖昧で
とにかく気持ちが悪い
果てしない草原砂漠の虚無は
無限に続いているようで
あまりにも広くただ漂ってしまう
例えばどこかへ行くことも
何かをすることも出来るのに
何もしたくない
眠る事も出来ない
食べて紛らわしたり
何かを見たり読んだりするけれど
見つからない
ずっと琴線に触れるものを探してる
探してるフリをして
怠惰に耽っているだけかも
とにかく無意味なような
何もないような時間だけが広がっていく
この人だけは信頼出来る
勝手な思い込み
人は信頼出来る時も出来ない時もある
真理や真実を受け入れた時の虚無
どこかで期待を手放せてないから
痛む
それを感じたくなくて
虚無が広がる
もしかしたら虚無は
何かから自分を
守ってくれているのかもしれない
私が私で居るだけなのに
勝手に解釈されて
勝手にどうこう言われる
またか、、
何度も同じ繰り返しに
うんざりする虚無
もはやどうでもいいなと思いつつ
小さな怒りがチラチラ燃えて
何となく消えずに溜まってく
同じ猫さんに触れたくて
近づこうとするとも
距離をとられる
遠ざけるでもなく
近づくでもなく
もぅいいかなと独りを選ぶと
寄ってくる
この微妙な距離感に虚無が広がる
大丈夫かな?と心配してても
相手はむしろ敵対心
この虚無感を何とする?
超えるまでいかないが
緑の中で浄化する
ようやく涼しさも混じる初秋に近づき
最後のひまわりに会いに行くと
全員下を向いている
まだ暑くて太陽も出てるのに!
「何で上向いてないの?!」
固定観念が責め立てる
これこそが虚無の根源
一体、、誰がどこから
ひまわりの向かう先を決めたのだろう
下を見ているひまわりは
虚無を抱え輝いていると云うのに
麻酔された箇所が
思うように動かない
微かな痛みも鈍くウザイ
それに気をとられ
虚無を少し忘るるが
隙あらば
すぐに顔を出しドンドン広がる
何もしたくないし
眠る事も出来ない
ただ広がるそれは
真っ白な紙に広がるインクのように
誰にも止める事が出来ない