哀色の虚無

灰色の静

ドロドロの紅

かつての純粋

暖かな光

冷たい荒野で交差する

記憶の欠片

誤解

嫉妬

八つ当たり

繰り返される理不尽

「哀色」

当たり前になったそれは

感じない事で深みを増す

おかしいな

こんな色じゃないんだよ

もっと透明で

もっと鮮烈で

どうして曇ってるの?

どうして動かないの?

触れようとすると

はじかれる

変えようとすると

届かない

ねぇ

どうして

「交わる事が出来ないの?」

哀色の虚無は

わかっていても

どうする事も出来ない

固まり檻と

もぅ感じる事すら出来ない

「さみしさ」

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